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私は、消化器内科病棟で7年間夜勤業務をしていました。2交替勤務で、平均月6回夜勤をしていました。ですので、7年間で約500回ですね。毎日必死に勤務をこなしてきましたが、数字で見るとよく頑張ったなと自分を褒めてあげたくなる数字です。

2交替勤務での夜勤となると、準夜からそのまま深夜帯に入りますので、勤務時間としては約17時間でした。夜勤前の情報収集時間もいれると18時間前後です。1日24時間に対して勤務時間18時間、私は7年でやめてしまいましたが、世の中には10年、20年夜勤を続けている看護師もいますので、頭が上がりません。

さて、では夜勤業務がもたらした生活への悪影響にはどのようなことがあったのか振り返ってみたいと思います。

「生活リズムっておいしいの?」

看護師でない人でも想像がつきますよね。とにかく不規則なのが一番の悪影響です。夜勤を頻繁にこなす看護師はとくに20代女性が多いと思います。それは看護学校を卒業後に病棟に配属される看護師が多いことや、独身看護師を多く自分の時間を全て自由に仕事に充てることができるからです。

私もまさにその一人でした。3年目くらいまではとにかくまだ若かったので、夜勤明けで寝ないで遊びに行くことができました。勤務交代で夜勤が2日連続続いても問題ありませんでした。

しかし、夜にしっかり寝ることができない生活リズムは女性ホルモンに大きな影響をもたらしました。3年目をすぎた頃から、生理前のイライラが強く出るようになったのです。PMSといって、胸の張り、頭痛・腰痛・下腹部痛などの症状がでる人もいますが、私の場合はとにかく自律神経にきて、イライラしました。

そして、その対処方法として、軽い安定剤と女性ホルモンのバランスを整える漢方薬、更には睡眠剤が処方されました。

夜間も休まずに働くのは看護師にとって当たり前ですが、その代償は大きかったです。

「夜勤明けのテンションが高すぎる」

看護師ニコニコ

夜勤をしている看護師ならすぐにわかると思いますが、無事に朝を帰ることができた時の開放感がとにかく大きいんですよね。

私夜勤頑張ったよ!長い勤務なのにミスや抜けが一つも出なかったよ!患者さんみんな安全に過ごすことができたよ!褒めて褒めてー!と、大げさに聞こえると思いますが心の中はこんな状況で叫び出したい気分です。

更に、夜勤明けの次の日は休みなので、時間的な開放感もあります。そして、夜勤明けは睡眠不足なので判断力が鈍っています

私はこれを「明けハイ」と読んでいました。夜勤明けでハイテンションの略です。天気がいい時は夜勤明けで眠らずに遊びに出かけます。みんなが仕事をしている日中におしゃれをして遊び歩いている優越感がたまりません。そして。夜勤明けの看護師仲間と、ランチをして昼からビールやワインを飲むのも最高です。

昼から女子がお酒を飲むのは聞こえがあまりよろしくないと思いますが、重労働な夜勤を乗り切ったご褒美は必要です。

ここまではいいと思うんです。そしてここからがとても危険です。ついついショッピングをしますよね?そうすると、睡眠不足で判断力が鈍っていることと開放感から、とにかく衝動買いをしてしまうんです。

洋服なんて1度買い始めたら止まりません。全身のコーディネートが完成するまでお店を回ります。ちょっと気になっていた家電も買っちゃおうかな、というノリです。

そして月末のカードの引き落とし額を見てやっと冷静になります。これは何も私に限った話ではないと思います。実際に職場の中でも、「明けハイ」でこないだこれ買っちゃった、なんて話が飛び交っていました。

 

これらが、看護師夜勤業務がもたらした生活への多大な悪影響でした。