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出産のための休職、つまり産前産後休暇は労働基準法である程度規定が設けられています。

「まずは産前産後休暇を正しく知ろう」

産前産後休暇は、看護師かどうかに関係なく労働基準法で決められています。

産前は6週間(多胎妊娠の場合は14週間)、産後は8週間の休業を取ることができます。ただし、産前休暇は必ずしも6週間前に取らなければいけないという決まりはなく、休職を希望する妊婦が自らその旨を申請しなければなりません。

産前の休暇は本人の請求により与えられるのに対し、産後の休暇は本人の請求の有無に関わらず、本人が希望しても、与えられなければならない強制休暇であることが法律て決められています。

「夜勤はいつまで?」

妊娠している看護師の夜勤免除に関しての規定は今のところありません。

看護師普通

私は2交代勤務の内科病棟で7年間仕事をしていましたが、私が働いていた病棟では大体7ヶ月頃までの夜勤勤務をしていました。

周りの看護師の友人は9ヶ月に入ることも夜勤をさせられていたと聞いたこともあります。病棟の雰囲気や看護師長の考え方によりますが、なかなか自分から夜勤免除を言い出しにくい場合があるようです。

切迫流・早産の場合は速やかに医師に診断書を書いてもらい夜勤免除をしてもらいましょう。

正常な妊娠でも、長時間の病棟勤務は心身ともに負担が大きいです。お腹も張りやすくなります。このような点から、一般の女性労働者よりも流産の危険性が高い傾向にあることがわかっています。

⇒ 看護師の夜勤業務が出産に与えた悪影響は?

「クリニックで働く私の産休のタイミング」

私は今6ヶ月になる子供がいます。私は結婚とともに総合病院を退職し、妊婦時代にはクリニックで働いていました。

午前中がメインのパート勤務をしておりました。院長、常勤の看護師ともに2児の親であり、妊婦時代はとても体調を心配してくれました。

産休制度はなかったので退職扱いとなりましたが、産休に入るタイミングも労働基準法に従い、当初はだいたい産前6週前と決めていました。

しかし、クリニックの特徴としてスタッフの人数が少ないこと、妊娠中に一つもトラブルなく経過していたこと、軽い運動を兼ねてなどの理由から、自分から希望をして産前4週まで働きました。

その代わりもともと週3~4回のシフトを、週1~3回程度に減らしてもらいながらの勤務をしました。

総合病院ではこのような自由な勤務体制は絶対に認められませんので、とても理解のあるクリニックのスタッフたちに私は感謝しています。

クリニックですと、産休育休制度を設けていない病院がほとんどなので、手当の面では大変なこともありますが、労働条件などは全て院長との相談の元に決定することができますので、病棟スタッフとして休む暇もなく歩きつづけていた事を考えると私はクリニックで出産まで働くことができていてよかったと思っています。

ちなみに、産後も院長の希望で同クリニックへの復職が決まっていたので、出産後に院長と相談したのち、産後約10週で職場復帰をしました

保育園が空いていないので、旦那の協力のもと、週1~2回午前中のみ今のところ働いていますが、産後のよい息抜きとなっています。

このように、出産のために休職するタイミングというのは、今自分がどのような職場で働いているか、それまでの先輩がどうしてきたか、看護師長の考え方などにより大きく変わってきます。

勤続1年経たないと産休・育休手当がもらえないなど、病院ごとに規定も異なりますので、よく確認した上で、自分が産休に入るときにはいつ、どのようにして入るのか、そのまま退職するのか、自分の希望を上司や他のスタッフに伝えやすいかを少しでもイメージしておくことができるといいのかもしれません。

⇒ 看護師 妊娠中の夜勤はいつまで対応していたか