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看護師は患者のことを第一に考え日々業務にあたりますが、あまりにも多忙で、こっちが病気になりそうだよ、と思うことはありませんでしたか?私がまさにうつ一歩手前まで行きました。

「病棟でうけるストレスの種類?」

看護師の仕事はとにかく体力勝負だと思いますが、更に患者・家族に常に気持ちを寄り添わせながらの看護、膨大な記録物、日々の業務以外の勉強会や委員会、看護研究、など仕事内容が多岐にわたるため、毎日多くのストレスを抱え、時間に追われながら仕事をしている人が多いのではないでしょうか?

そのうえ、ゆとり教育時代を過ごしてきた新人を育てていくというのは私たちの時代とは違い、こちらの意図する指導が全く伝わらないなんてことも増え、医者と患者の板挟みにもあい、人間関係でのストレスも多いと思われます。

「トイレに行く時間もなかった」

私は7年間病棟勤務をしていました。関東の大きなグループ病院でしたので、スタッフの年齢層は比較的若く、5年未満の看護師が50%を超えていて、中堅が少ないという病棟でした。

看護師困った顔

2交替勤務で、カルテは手書き、時間外業務は月に25時間~多い時で40時間越えもありました。

私は新卒からずっと同じ病棟で勤務を続けていました。勤務時間中はトイレに行くのも忘れるくらい忙しく、立ち止まる暇がないほど、毎日競歩大会のような速さで病院中を駆け回っていました。

昼食の休憩も1時間なんてゆっくりとれる事は滅多になく、皆30分もしないうちに休憩を切り上げ、少しでも時間外勤務をしなくて済むように記録の時間に充てていました。

それでも、定時に上がれるのは1年に1度あるかないか、消灯前に帰れればラッキー、消灯すぎに非常玄関からそーっと帰る、日越えしてしまって、巡回に来た管理当直の看護師にあなたは夜勤なの?と間違えられる、そんな日々でした。

「7年で積み重なるストレス」

看護師になって1年目は先輩に怯え、2年目は仕事に慣れて楽しくなってきて、3年目はいよいよ新人指導と看護研究の日々、4年目は更に新人指導と研究と委員会、という風に何年たっても仕事増えるばかりで、楽しいと思えたのは2年目の頃がピークだったかもしれません。

若手が育ってくれれば私たちも少し楽になれるね、と同期で励ましあっていたものの、新人たちは私よりも早くに辞めていき、中途で入職した人もここの病院は合わないと言って辞めていく、そして年々話の通じない新人ばかりが増えて、1人前の仕事量をこなせないから、結局いつまでたっても辛いのは私たち中堅層の看護師だけでした。

「症状も段々深刻に」

3年目の頃から、私は月経前症候群(PMS)がひどくなり、生理前はイライラして胸が苦しくなるようになり、軽めの安定剤を内服して仕事をしていました。

しかし、日々の仕事の疲れがとれず、PMSの時期だけ屯用で内服していた安定剤はいつしかPMS以外でも内服するようになり、そのうち効きづらくなって、薬の数が増えていってしまいました。

そして、自宅に帰ってもなかなか寝付けなくなり、睡眠薬も飲むが、効きが弱くなり、睡眠不足のまま仕事へいく悪循環となりました。

6年目を過ぎた頃から、仕事中に軽い過換気症候群を起こすようになり、これ以上続けていたら、自分がダメになってしまうと考えて退職しました。医師の診断でも軽いうつ病と診断されました。

私の周りにもこのような状況で退職する人たちが何人かいました。看護師を志す人は基本的に真面目で、責任感が強いそうで、私はそんなことはないと思っていましたが、自分が休むと周りに迷惑がかかってしまうという思いだけは常にありました。

みなさんも自分のSOSに早めに気づき、消して無理をしないようにしてくださいね。

⇒ ミスをして看護師辞めたいと思ったときのこと